エマ
エマ
エマさんは男性です。

2017年9月1日
青春時代。青春の晩年。カリフォルニアのパルアルトに数か月いました。友人のアパート。確か、ストーンゲイトとかいう名前。そのアパートにはプールがありました。「どなどなどな」のジョーン・バエズの叔母さんもいた。8月6日には、わざわざ来て、今日はヒロシマ・デーだと言ってくれた。わすれていた。
同じアパートにディ○○という黒人がいて、仕事がなくて困っていた。銀行に、タイプライターなど壊れた物をなおすという張り紙を張っていました。それでも仕事がない。ときどき話したけど、普通の感じだった。
ある日、友人と帰ると、異変に気付いた。何が異変だったかは覚えていない。多分、窓が開けっぱなしとか、ドアが少し開いていたかだろうと思う。部屋に入ると、今度ははっきり覚えている。枕が床に投げ捨ててあった。友人も自分もすぐにおかしいと思った。
結局現金が盗まれていた。犯人はそのディ○○。目撃者がいて逮捕された。その目撃者というのが、おなじアパートに住む少年。ディ○○は、部屋から出るところを少年に目撃されていました。
警察に連行されてゆくディ○○の眼と、私たちの眼が合った。何かを喋ったが聞き取れなかった。私達に向って毒づいたのか、それとも謝ったのか。わからない。
連行されてゆくディ○○を目で追い、当時、社会問題に関心などなかった自分が考えた。
「ディ○○は捜しても仕事がない、金もない、泥棒以外に何ができただろう」
(エマ)
感想
「1日のエマさんへ そんなディ〇〇を静かに見守るイエズス様のお姿が目に浮かびます。」
(ポテチ)2017年9月10日
「9月1日のエマさん。ディ○○にカトリックの信仰があったなら、盗み以外の道は必ず開けたと思う。やはり信仰は現世での救いにもなると思う」(小溝)2017年9月18日
「9月1日エマさん。最後にディ○○が言った言葉。格差的呪いの言葉か、悪かった、という謝罪の言葉。前者だと思う」(ちば)2017年9月28日
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