明人

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明人

明人さんは男性です。


2017年9月13日



遠い思い出があります。

幼い、まだ歩き始めたころの思い出ではないかと思います。
生前、母に聞いたことがありますが、そうだよ、という答えでした。家が線路際近くにありました。
その風景が、周りが芝生地帯のような場所で、地平線にそれが連なり、そこを線路がまた、遠くどこまでも伸びて、景色の中に消えてゆく、といった感じです。
日本にそんな場所はないのでは。
子供の頃見た、アメリカ映画の中、カリフォルニアのサリナスバレー(確かそんな名前だったと記憶していますが、まちがいかもしれません)に、それと似たような景色が出てきて、その印象が自分の思い出の景色に強い影響を及ぼしました。
その景色を思い出そうとすると、その映画のシーンが凌駕してくるのです。その、景色と相まっていつも思い出すのは、わが家一帯が火事に見舞われ、近くの中学の体育館に避難したときのことです。
私は体育館の一角に座る母を目指して駆け寄ります。
母が私を叱ります。
「棒を加えたまま走ってきて転んだらどうするの!棒がのどに突き刺さって死んでしまうのだからね!」
アイスキャンデーの棒か何かを口に含んだまま走ったのだと思います。それ以前の思い出はないようです。
しかし、自分がまだ赤ん坊の時のものではないかという思い出が一つあります。
誰か太ったおじさんが、自分に「あきぼー」と言って笑いかける思い出です。
(明人)

















































































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